静謐(せいひつ)の頬に灯る紅

by Yuusuke
冷えた絵の具の夜を ひとりで抱え わたしは黙って 綿の犬を温める 硝子の瞳に 映らぬ月のかわり 幼い星屑を そっと頬へ宿す ――だいじょうぶ 沈黙は痛みを 子守歌に変えるから ――だいじょうぶ 泣き跡の紅(くれない)は 朝への小さな火種 耳もとでほどけたリボンが 闇の底をすいと泳ぎ 忘却の池に 微かな波紋を描く そしてまた わたしは座る 静謐の椅子で 両手を重ね 綿の犬に あたたかい鼓動を借りなが
作品情報
| 公開日 | 2025/06/08 |
|---|---|
| 画像サイズ | 1200×1200px |
| 反響 | いいね 1 ・ コメント 0 ・ 閲覧 3 |
| 参加コンテスト | 🌟イベント 第72弾・幼き日の記憶(投稿 198 点) |
タグ
🌟イベント 第72弾
作者
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